何もかも認めるのではなく
自社の主張を忘れない
フカヒレスープ販売中止を求める意見に対する反論
クレーム入りました→とりあえずあやまっとけ→はいこれからは禁止ね といった流れ・風潮を一刀両断する出来事が。
どうやら「ごはんにかけるふかひれスープ」の販売中止を求めるキャンペーンが展開されているらしい。そのことに対する反論。
1、弊社製品に使用するふかひれは、約70%以上の量が宮城県気仙沼港の他、日本国内にて水揚げされたサメからのものであり、残り30%弱がスペイン産のものです。 この気仙沼港で水揚げされるヨシキリザメは、主にマグロ延縄漁の‘混獲魚’として水揚げされたものであり、その混獲されたサメは水揚げされたのち、その身は各種練り物製品へ、また軟骨は健康食品、皮革は工芸品等にと、さまざまなものへ利用されています。このことは、弊社商品開発担当者が現地の港にて、サメの水揚げから加工までの工程を実地検分にて確認が済んでおります。 すなわち、弊社製品に使用されているふかひれの入手方法は、一部の地域で行われているようなFinning(ヒレだけを取るためにサメを殺戮し、その他の部分は海上で投棄する)によるものとは明らかに一線を画す手法であり、同一視されるべきものでもありません。 なお、弊社では原料のトレーサビリティーを一層向上させるため、出来るだけ早い機会に全ての原料を国産のみに切り替える方針ですが、現在使用しているスペイン産につきましても、すでに1年前よりヨーロッパとアメリカでもサメのヒレを切り離してリリースすることは禁止されていますので、ふかひれは日本のものと同様の入手方法です。
2、ヨシキリザメが国際自然保護連合(IUCN)の「保全状況の評価リスト」における準絶滅危惧種(NT: Near Threatened)に指定されているという現状ですが、こちらは準絶滅危惧種が上記評価リスト上でも低リスクに分類されており、その中でもヨシキリザメは下位に位置づけられています。 更には、日本の所管省庁への確認のみならず、日本の法令によっても何ら漁獲規制のないことは確認が済んでおります。(なお、Finningに関する規制は存在します。)
私たち無印良品は常に生産者の皆様と共に、世界のお客様に向けて最適な商品のご提案に努めております。「ごはんにかける ふかひれスープ」については、以上の理由に加え、生産者である宮城県の気仙沼を中心として行われてきた伝統的地場産業の一助となることからも、販売を継続することが妥当と考えております。
がっつり意見を主張して、販売継続を決定、と。今後どのような動きになっていくのか目が離せない展開ですね。
via.良品計画|ニュースリリース
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