2つの台風がぶつかるとどうなるのか
台風26号が通りすぎて間もないわけですが、台風27号が日本列島に接近しています。そしてどうやら28号も近づいてるらしい。
そこで疑問が。「2つの台風がぶつかり合ったらどうなるの?」
藤原の効果
やはり研究している人がいました。なんと、2つの熱帯低気圧が背筋した場合、それらが干渉して通常とは異なる進路をとる現象のことを、藤原の効果というそうです。なんか歴史上の人物の名前みたいですね。
藤原の効果は6つに分類されている。
- 相寄り型
- 弱い方の熱帯低気圧が接近しながら急激に衰弱し、強い方の熱帯低気圧に取り込まれてしまう。
- 指向型
- 片方の熱帯低気圧だけが干渉を受けて、もう片方の熱帯低気圧の回りを運動するように見える。
- 追従型
- 片方の熱帯低気圧がまず移動し、その後ろをもう片方の熱帯低気圧が追いかけていく。
- 時間待ち型
- 東側の熱帯低気圧がまず北上し、その熱帯低気圧が去った後に西側の熱帯低気圧が北上しはじめる。
- 同行型
- 2つの熱帯低気圧が並行して移動する。
- 離反型
- 東側の熱帯低気圧が加速して北東へ移動し、西側の熱帯低気圧が減速しながら西へ移動する。
1921年に当時の中央気象台所長だった藤原咲平が、このような相互作用の存在を提唱したため「藤原の効果」と呼ばれるようになったそうです。
現時点で2つの台風は、5日後の予報円で一部重なりあっているようです。台風の進路がいつも以上に予測できなくなる可能性があるので、みなさま気象情報を良く見て、安全な行動をとりましょう。
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