エコキャップ推進協会も勧めている
ワクチン目的の寄付なら直接したほうがいい。
基本的に赤字
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途上国の子供救え キャップ回収活動 堺の小学校 – MSN産経ニュース
では、ペットボトルキャップを回収し、「キャップなどを集めることでポリオワクチンが購入出来、途上国の子どもの命が救える」という活動に参加した成果が書かれています。
しかし一方で、Wikipediaにはこんなことも書いてあります。
キャップを送付先に送る輸送費も無視できない。キャップを再生業者に発送できる「エコキャップ配送サービス」(佐川急便)では、20枚入り3,150円(1枚あたり157.5円)で提供するダンボール箱を買うと、1箱約6キロ(2,400個)のキャップを420円で発送できる。キャップ6kg(2,400個)で得られる寄付金額は60円であり、この額の9.6倍の金額を輸送業者と協会に支払う必要がある。 ワクチン一人分の20円のために2kg(約800個)ものキャップを集め、輸送費を払って送るという効率の悪い方法を採るよりも、輸送費を寄付した方がはるかに多くのワクチンを購入することが出来る。エコキャップ推進協会では、環境学習の目的に賛同する方にのみ輸送費を払ってまでの参加を促しており、ワクチン目的であるならば直接の寄付を勧めている。
こちらを適用して堺の小学校の例で計算してみると、
キャップ1個 0.025円
ダンボール4箱分 9600個
ダンボール4枚 630円
送料 1680円
よって0.025×9600ー630ー1680=−2070
2070円の赤字になるようです。確かにエコキャップ推進協会自らが「ワクチン目的であるなら直接の寄付を」と勧めるのもわかります。もちろんエコキャップを集めることは、再資源化の促進や燃焼時のCO2を抑制、そしてキャップリサイクル活動に参加することで学び、考え、行動する機会を得ることなど、良い面がたくさんあります。
しかし輸送時のCO2排出が逆に環境に悪影響を与えていたり、リサイクルしにくい材料であったりと、問題もあるようだ。キャップ回収したお金が寄付される「特定非営利活動法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」では、集めた寄付金のうち54%がワクチン供与に、それ以外は人件費やその他活動に当てられているという実態も無視できない。
いろいろな可能性や実態を考えて、取り組む活動を決めていきたいですね。
via.エコキャップ運動 – Wikipedia & 途上国の子供救え キャップ回収活動 堺の小学校 – MSN産経ニュース
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