かなり衝撃的な調査結果だと感じています。
高校における物理履修者の比率が20%以下に。
高校における物理履修率は「20%以下」
日本学術会議が昨年4月に出した「報告 物理学分野の展望」の中には、こんなことが書かれていた。
理工系離れの傾向は高校時代にすでに生じている。高校における物理履修者の比率 16 は 1970 年代には 80~90% 台であったが、1982 年の指導要領改訂以降は 30%台に激
減し、現在では 20% 以下と言われている。
高校で物理の履修者が20%以下になっている?全校生徒500人いたとしても100人しか物理学を履修していないことになる。物理分野ってのは理科の中でも基本に位置するものであって、これが履修されていないとなると、義務教育までの物理の知識で終わってる人が多いってことか?もっと言えば理系の学問を学ぶ考え方の基礎は物理にあるといってもいいと思うのに・・・。
制度上の問題もあるだろうし、小中学校の教育課程上の問題もあるだろう。そういえば大学受験に必要がないからと切り捨てる人もいたなぁ。なにが正しくてなにが悪いかは価値観によって違うと思いますが、これだけ履修率が異常に低くなってくるとちょっと未来が心配になりますね。何事にも絶対的な母数って必要だし。うーん、なにかできることはあるかな。
とにかくまずはこの「物理学分野の展望」という報告書を、誰でもわかるカンタンなものにして発行するところから初めて欲しいな。
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