実際に手に取ってみて驚いた。
憧れのマシンが今、手元に!
ThinkPad X1 Carbonレビュー
私は昔からMacを使い続けてきました。SE/30というコンパクトでかわいいマシンに始まり、Performa 588というApple史上最も買ってはいけないマシンを購入、その他もろもろありながら今はMac miniとMacBook Airの11インチを使用しています。
このMacBook Airの11インチがモバイルパソコンの一つの完成形だと思っていたんですが、実は夏に気になるパソコンが発売されていました。それがThinkPad X1 Carbonです。
とにかく心惹かれたのが、1600×900、14インチ解像度のモニタを搭載しながら、重量1.36kg、最薄部8mmというボディ。バッテリー駆動時間などその他の魅力もありますが、この1点がとにかく気になっていました。
きっとその思いが強かったんでしょう、今回Lenovo様から約2週間、X1 Carbonを試用させていただく機会をいただきましたので、これからいろいろとレビューしていきたいと思います。今回はその外観から。
1 重さ
ダンボールを開け、ACアダプタなどを取り出したら本体のお目見えです。特になんの思いもなく持ち上げると、軽い!軽すぎてフワって!昔TVで、駅前で配っているポケットティッシュの中におもりを入れておくと、もらった人の手が地面ぐらいまでガクッと落ちる、って番組やってましたが、それの逆バージョン。見た目で「これくらいの重さだろう」と予想していたのを大幅に上回る軽さだったので驚きました。
MacBook Airと比べると、
X1 Carbon : 1.36kg
Air 11 : 1.08kg
Air 13 : 1.35kg
となっています。ちょうどAirの13インチとX1 Carbonが同じくらいの重さになりますね。ただ、大きさのことも考慮に入れると、体感的にはAir11インチとそれほど変わりません。思った以上に軽いです。持ち歩くことに関して、まったく苦はないでしょう。
2 大きさ
そして「軽っ!」と同時に思ったのは「薄っ!」ってこと。Air11インチを持ってるので驚かないと心に決めていたのですが、想像以上に薄いです。横から見るとこんな感じ。
また、全体の大きさを比較。
開いた状態での比較。
スペック表を比較すると、
X1 Carbon : 331 × 226 × 8-18.8mm
Air 11 : 300 × 192 × 3-17mm
Air 13 : 325 × 227 × 3-17mm
となっています。こう見ると13インチAirとほぼ同じ大きさや重さだということがよくわかります。それで14インチ液晶積んでるんだから素晴らしい。個人的には、A4ファイルケースにギリギリ入るのがうれしいポイントです。
3 画面サイズ・解像度
X1 Carbon : 14インチ 1600×900
Air 11 : 11.6インチ 1366×768
Air 13 : 13.3インチ 1440×900
やはり画面サイズが大きく、ピクセル数も多いCarbon X1は魅力。これで大きさや軽さはAir 13インチとほぼ同じ。かなり魅力のあるマシンに仕上がってるのがよくわかります。
また、画面左右のベゼルが狭いのもポイント。iPadとiPad miniくらい違う。ベゼルの大きさが狭ければ狭いほど、美しく見えるのでこれはうれしい。
4 USB、拡張ポート類
MacBook Airは、11インチモデルにThunderboltポート1つとUSB3.0ポートが2つ、13インチモデルではそれに加えてSDカードスロットがついている仕様です。
それに対しX1は、USB3.0が1つ、2.0が1つ、SDカードスロットが1つ、Mini-Displayportが1つついています。あと、平面なんですが、どうやらSIMスロットのようなものがついています。日本での利用はできないようですが、参考まで。
Airほどくさび形が顕著ではないため、もう少しポート類が充実しているかと思ったのですが、意外とほぼ同じという結果です。まあ今の時代これだけのポートがあれば問題ないでしょう。
5 質感
MacBook Airはアルミを使ったUnibodyデザイン。これは文句なし美しい。一方、X1は「カーボン」を使用しています。このカーボンは、アルミと比べて「軽くて頑丈」なのが特徴だそうです。
手触りとしては、金属感はまったくなく、マットでテカリのない少し柔らかな感じ。良くも悪くも今までのThinkPadの天板といえばこれ!という仕上がりになっています。やや皮脂や指紋、ヨゴレが気になる素材。ThinkPadのロゴがシールっぽいのは残念。しかし落ち着いたブラックで、ビジネスシーンにはぴったりでしょう。
6 キーボード等
画面を開いてみると、キーボードは今流行りのアイソレーションキーボードで、もちろんフルサイズ。キー配列も通常通りで、ファンクションキーやカーソルキーも省略されていません。Enterキーが大きいのもうれしいところ。
トラックパッドもあるんですが、やはりThinkPadといえばトラックポイント。赤いポッチが眩しいです。キーボードから手を動かさずに操作できるのがたまらないんですよね。未だ根強い人気があるのも頷けます。また後ほどのレビューで試してみたいと思います。
また、このキーボードはバックライトを搭載しているようで、暗い場所もOK。指紋認証がついてるのもポイント高いですね。パスワードでは限界がありますから。
7 ACアダプタ
ACアダプタも重要。X1は360g、Airは約185gとのこと。重さ的には倍近くあることになるんですが、容量がそれぞれ90W、45Wと、これも倍違います。X1には、RapidChargeという機能があって、80%を35分で充電できるそうです。これもきっと90WのACアダプタがあってこその機能でしょう。電源があるカフェを見つけ、35分コーヒーを飲めばバッテリーが8割復活してるっていうのは、うれしいですよね。バッテリー駆動時間が約7.8時間ですので、その8割は6.2時間くらい。ACアダプタの重さを取るか、電源復活のありがたみをとるか、ってとこでしょうか。
まとめ
Air 13インチとほぼ同じ大きさ、重さで1600×900の14インチディスプレイを搭載。薄くて軽くて、大画面を持ち歩けるハイエンド機
正直、いくらウルトラブックとは言え持ち運びはAirに軍配があがるのではと思いましたが、そんなことはありません。さっそくお出かけに連れて行ってみましたが、荷物への収まりもよく、大きさ、重さは気になりません。大きさに対する薄さ、軽さが光ってます。
次回からは実際に使ってみて、レビューしていきたいと思います。
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