死体役が脚光を浴びる日がくるとは。
臨場 劇場版、好調の裏に死体役の名演技あり。
前田希美「目を開けて死のうか」
「臨場 劇場版」がかなり好調らしい。その中で一番話題となっているのが、「死体役の俳優」の名演技。検視が見所なため、死体の「演技」にも高いレベルが要求されたようだ。
前田希美、死体役を完璧に「演じた」
冒頭に登場する無差別通り魔事件の撮影。「目を開けて死のうか」。橋本一監督が、犠牲者を演じる女優の前田希美(19)に指示を出す。無差別犯に突然襲われた恐怖を死後の表情ににじみ出すための演出。12月の震えるような寒さの中、前田は冷たいコンクリート上に準備された血の海に横たわった。
目を開けて死ぬってことはまばたきはもちろんNG、眼球の動きもダメなんでしょうね。
血のりが体中に付いているので、リハーサルを終えても体勢は変えられない。横になったまま本番を待つこと約3時間。動けない本人に代わってスタッフが体をさすって温める。監督の「よーい、スタート!」の合図で本番のカメラが回ると、目を見開き、凍ったように全身を固まらせた。
もうちょっとリハーサルと本番の間をつめてあげる心遣いを見せてあげてほしかったですね。3時間動かないのはまさに女優魂炸裂。
撮影は1分以上。全身をとらえた後、恐怖と無念を感じさせる表情をアップで切り取る。その間、小鼻も、まぶたもピクリとも動かない。母親と無言の対面を果たす場面では数分にわたって頭や体を激しく揺さぶられたが、微動だにせず、凄惨(せいさん)な事件の犠牲者になり切った。
前田希美の言葉
泣いたり、笑ったりと派手な演技が注目されがちですが、死体役にもまったく動かないという「演技」が必要になってくるわけですね。前田さん、すばらしい。
前田は「撮影の間は鼻や口、胸が動かないよう息を止めてます。カメラを長回しする時は、直前に大きく息を吸ってゆっくり吐くと長持ちするんです」と体や顔を動かさないコツを説明。
「死後の自分を見られるという不思議さが楽しかったのと、死に方にもさまざまな演技があると知り、またやりたいと思った」そうで、何度も死体役を演じてきた。それでも、目を開けた死体は初めてで「まぶただけでなく瞳も動かせないから、凄く難しい。目の前で人が動いても瞳が反応しないよう必死に焦点を遠くに合わせました」と振り返る。
死体役に対する意識高っ!そして死体役ノウハウを惜しげもなく披露しているのも良いですね。やれるもんならやってみろ的な気持ちを感じます。
菅原大吉が演じたベテランの「死体」
その他に、菅原大吉さんも「死体」を熱演。こう語っている。
「皆さんに囲まれて検視を受けたり棺おけに入ったりすると、どうしても死について考える。死んだらこんなふうになるのかと思っていると、力が抜けて自然に演じられた」
前田さんの死体名言
「ただ横たわって、じっとしているだけならマネキンと変わらない。死者の最後のメッセージを表情や姿勢で伝えられればと思ってます」とこだわりを語った。
臨場 劇場版
via.「臨場 劇場版」ヒットの裏に死体役の“無言の熱演” ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
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