「38℃の日は暑いのに38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜか」という研究をした中学生がすごい

着眼点と研究方法がすばらしい。
顧問の先生にも頭が上がりません。
文部科学大臣奨励賞
暑いです。毎年暑い。家に帰ったらシャワーをあびてさっぱりしたい。まてよ?外出てる時の38℃は超暑いのに、お風呂の38℃はぬるぬるだぞ?
ということに気がついて研究を始めた中学校の科学部が、「自然科学観察コンクール」の「文部科学大臣奨励賞」を受賞しているわけですが、これがスゴイ。
研究のテーマは、「38℃の日は暑いのに38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜか」。
このよく考えると不思議な現象に、真っ向から立ち向かってます。詳しくはリンク先を見ていただけると分かるんですが、この解決方法がなかなかすばらしい。
風呂と気温の違いについて仮説をたて、まずは本やコンピューターで調べる。今の時代、ここで終わってしまうんですよね。もうGoogleさまさまで。はいわかりました!と。でもこの研究では、「それちがうんじゃね?」ってことで、体当たり実験してます。
シュノーケル使って38℃のお湯に潜ってみたり、頭だけドライヤーで温めてみたり。それでどうやらWebに書いてあることが間違ってるってことがわかったらしいんですね。
さて次はどうするのかと思ったら・・・。インターネットで質問し続けたら、
「自分のよころでは分らないが、名古屋大学の環境医学研究所の岩瀬先生のところでそういう研究をしているから、そこで聞くと参考になるかもしれない」
というメールがきて、実際に訪問、教えてもらってる。
これで一つの自分たちなりの結果を導き出し、最後に残った課題を提示。見事な研究です。
インターネットリサーチと実際の実験の融合っぷりがすばらしいですね。これはビジネスなどにも役立ちそう。いつもGoogleで止まっちゃうあなた、もう一歩踏み込む癖をつけましょう!
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