Windows 8を入れればタッチパネルに
そんな考えを笑ってはいけない気がしました。
Windows 8を入れればタッチパネルになるわけではない
今ネットでは、NHKが報道したニュース番組が話題になっています。その画像がこちら。
まさかあのNHKが、しかもゴールデンタイムにこのような報道をするとは。最初は「そんな勘違いはありえないだろう」と思っていました。ネット上でも、「当たり前だろ、理解できない奴がアホ」「NHKが注意喚起するレベルでアホが湧いてるのか」「虚構新聞のネタだろ?」「どんだけITに疎いんだよ」「バカにし過ぎ」などの意見がずらずらと並んでいました。
この時点では自分はネット上の意見に賛成だったわけです。ところが、夕食の時に衝撃的な会話が。
「ねえ、今日新しいWindowsが出たんでしょ?」
「そうだねえ」
「うちは入れ替えないの?」
「使ってみたいけどね」
「だってタッチパネルになるんだよ?」
「(え、まさか・・・)そうだね、対応したらしいね。でもうちのはなんないけどね。」
「なーんだ、そうなんだー。」
なーんだ、そうなんだーって!あんた仕事でもパソコンバリバリ使ってて、いつもスマホとにらめっこしてるじゃない!まだ若いじゃない!
さらにその後、知り合いの人の家に遊びに行ったわけですが、そこでも、
「あ、今度のWindowsはタッチできるらしいわね」
「そうなんですよー」
「うちのパソコンにもいれようかしら」
きちんと事実を伝えさせていただきました。
NHKが取り上げるということはそれなりの問い合わせがあったからでしょう。その理由として大きいのはやはり報道。フジテレビの「とくダネ!」では、
「きょうウィンドウズ8発売 パソコンがタブレットに…」
といった調子で報道を展開。他のWindows 8発売を取り上げた番組でもタッチ機能ばかりが紹介されています。MicroSoftの重役さんがテレビで解説を求められ、最初に言った一言が「タッチパネルに対応しまして・・・」だったのも印象的でした。
「PCショップに行った店員さんがクレーム対応してた」って目撃証言も。もしかしたら報道する側ですら、Windows 8を入れればタッチパネルになると思っているかもしれません。
このことから「デジタルデバイド」の深刻さに気づいたももちろんですが、さらに反省したことが。決して「自分の当たり前がみんなの当たり前でない」ことです。ブログ界隈では良く言われていることで「当たり前だと思ってたことを載せてみたらすごい人気だった」などの話はたくさん存在します。このブログでも経験アリです。
自分が思っている以上に、自分の当たり前は当たり前ではない。ブログ執筆に限った話ではなく、人に何かを教えるときや会話をするときなど、ついつい自分の知っていることは相手もわかっているという前提で話してしまうことが多々あります。
「そんなことも知らないのか」と鼻で笑って済ますのは簡単です。でも本当に大切なことは、自分の当たり前を他人の当たり前にしてあげられることかもしれませんね。
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