盛者必衰。
ひとえに風の前の塵に同じ。
顧客体験よりも利益
ジョブズ氏の死去後、2001年からリテール部門を担当したアップルの役員は会社を去り、ディスカウントで有名なチェーンが担当役員に変わった。これによって、「顧客体験よりも利益」の雰囲気が広まっているらしい。
こちらの記事では、アップルストアが利益中心の経営に変わってきたのでは、と危惧している。
アップルストアの単位面積あたりの売上は、ティファニーやコーチ、ラルフ・ローレンなどの高級店を上回るそう。普通の商店街の約17倍とのこと。ところが、利益幅は少なく、オンライン販売などに比べると数字はかなり見劣りするとのこと。
この結果を受けて、CEOのティム・クックとCFOのピーター・オッペンハイマーは、この数年間アップルストアの戦略の変更を迫っていた。ジョブズ元CEOが死去した後、リテール部門の担当者が退社を決めたのはこのためだという意見もあるそう。
「ifoAppleStore」の記事によれば、2011年6月にアップル社を去ったジョンソン氏のあとを継ぐ形で、今年2月にリテール担当シニアヴァイスプレジデントに就任したジョン・ブロウェットは、アップルストアの経営方針を大きく変更する可能性がある。 ブロウェット氏は、Dixons Retail社の元CEOであり、イギリスを中心としたパソコン販売チェーン「PC World」や家電販売チェーン「Currys」を経営してきた人物だ。これらのチェーンの評判は芳しくないが、アップルストアがそれらのコピーになろうとしているのではないかという恐れがあるという。
アップルストアの人員の削減(これはアップルは間違いだったと認めている)や、顧客向けのワークショップやトレーニングセッションの縮小や削除が行われるようで、アップルストアのデモやトレーングのための場所だったスペースには周辺機器が売られ、とにかく販売を増やす方向になっていくようだ。
さらにあのきれいなアップルストアの「店舗メンテナンス予算」が削られるとの噂も。利益優先のアップルなんて嫌だなぁ。凋落していく姿は見たくないし。でも今の株価や利益を見ると、利益優先でもいいのか・・・?いや、長期的に見れば・・・。
via.アップルストアが「利益中心」方針に? « WIRED.jp
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